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北九州発の終活情報誌
「もしもの広場」

みんなちがって、みんないい!!

 私は株式会社共栄の代表取締役をしている、栗原と申します。
私どもの会社が作っている商品は皆さんが葬儀で使われている棺です。今回はその棺についてお話させて頂きます。

 棺には大きく分けて寝棺と座棺があります。縄文時代に作られた甕型の土器が弥生時代には、大人に使用されるようなります。
これが棺の原型だと言われています。その後、木棺や石棺 が使用されますがこれは、地面に穴を掘りそこに木や石の板を埋め込んでいくものだったようです。その後、陶棺や粘土棺、漆を使用した乾漆棺なども表われました。
これらは身分の高い人 が使われる事が多くほとんどは座棺の桶型だったようです。昭和40年頃から火葬が一般化し、火葬炉が近代化するのに合わせて現在の寝棺が主流となります。

その頃に弊社は創業し今年で45年を迎えます。
元々製材所をしていた父と繊維会社をしていた叔父が始めた会社ですが、その頃は木棺が殆どでした。深夜や早朝に葬儀会社に配達に行ったり、 時には当家へ納品したこともあります。

今は、当時と変わり終活フェアーなどの事前に葬儀を知っていただくイベントがあったりして、昔の葬儀に対して忌み嫌う時代から知ろうとする方が増える時代になりました。ですから棺にも様々な ニーズが出てきました。
高級天然木棺・舟形棺・高級家具調棺・彫刻棺・布張り棺・塗装棺・刺繍棺・カプセル棺など約10のカテゴリー100種類の商品を製造しています。

社員には色々な方が人生の最後に入られる大切な棺だと言う事を自覚して、商品造りをするように話をしています。そして棺を選ばれる身内の方の想いを意識するようにしています。 どんな想いで選ばれたかは我々にはわかりませんから。
商品を製造するに当たって悩みもあります。ご存知の通りとても大きな商品なので運搬に関して運賃が高い面です。運送会社との交渉と 取扱いの注意を徹底してお願い指導しています。自社便も5台所有しており社員が直接お客様(葬儀業者)まで納品を丁寧にしております。
もう一つの悩みは、最後に火葬して無くなるため、 どんな物でも良いとおっしゃるお客様が多いことです。この事は紛れもない事実なのですが、本当に故人様にあった商品、選んだものを見て故人様が喜ばれる事を想像してお選びいただけると棺を 作るものとしては、とても嬉しいですね。

先日ある方が葬儀を旅行に例えた話をされました。
棺は旅行に行くための乗り物であり、着ていく洋服、もしくは着物のようだと…。最後だからこそ、その人らしく、みんな違ってみんな 良いとおもいます。
これからも沢山の方に喜んでいただける商品作りに一生懸命向かって行こうと思います。

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